座椅子の座面や背面は高密度ボリューム約17cmをうたっている通り厚みがあります。
ただ問題はヘッドレスト頂部はほぼまったくクッションになるものがなく
特に裏側となる角については普通に触っただけで骨組みのパイプが分かるほどになっています。
このため、ヘッドレスト上部に頭が乗るような預け方をした場合に当たって不快に感じる場合があります。
特にヘッドレストのリクライニングを使用していくと、裏側の角が上に向いてくる状態となり顕著となります。
余りにパイプがダイレクトに触れたためこれは製品として正常なのか?とおもって確認をいたしましたが
要約するに「これが正常である」という趣旨の回答がありました。
(「体にフィットするように、外側を分厚く内側をやや凹ませる形状にしていることが要因」ともありましたが、
頂部は外も内も関係なくクッション材はないに等しいので少しずれた回答にも感じましたが。)
メーカーでもそのような反応は確認しており、サイズを見直したモデルを検討しているそうです。
ただこれは体格や座り方により問題にならない場合も十分あると思います。
私の場合(身長というより座高が問題でしょうが、参考までに身長170mcです)はちょっと無理でした。
約17cmの厚みですが、鋼鉄Sばねによって支えてる部分が主になります。
そのためバネを内蔵していない廉価な座椅子と比べると、割と座った感じは堅めです。
ハンモックのように体を動かすと追従するようなのを想像すると違う印象になるかと思います。
厚みはしっかりした構造で長持ちするのかなと思いますが、柔らかさの厚みでないのでご注意を。
写真からではあまり読み取れませんが、フットレスト部分の左右のホールドが意外と強力です。
中央部が低いだけでなくクッションが柔らかく、縁は高いだけでなく硬めのためと思います。
きっちり足をそろえたまま長時間だと窮屈に感じてしまう人はお勧めできないかもしれません。
しっかりした材質と自重もそこそこあるおかげか
リクライニングいっぱいで体重を預けても転倒の心配はほとんど感じません。
品質そのものは良さそうだっただけに構造に落とし穴があって使い難いというのは
個人的には非常に残念な結果でした。